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製造業を取り巻く環境変化:スマート工場化に伴うデジタル統合

近年、スマート工場化を視野に入れている製造業のお客様は増えていると思います。
製造現場や生産設備から貯めたデータを可視化することで、製造現場の改善サイクルをより早くして、製造現場をより良いものにしていくことは今後のお客様の事業の繁栄や社会の発展のために重要なことです。

スマート工場化を推進していく中で、顧客データを分析して製品設計に役立てるなど製造現場に留まらないデータの活用が行われると予想されます。またIoT機器の利用に伴い、収集されるデータも多くなります。このように多様なデータを活用することで、お客様のビジネスの拡大につなげるために製造業のデジタル統合が進みます。

しかし、ネットワークにつながる場所が増えることで、外部攻撃の侵入経路やシステムの脆弱性が急増しているといったセキュリティ上の脅威が同時に発生します。

製造業がデジタル統合した未来では?侵入経路×弱点(脆弱性)の急増

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機密データのセキュリティ対策

製造業のお客様は製造物の設計データやIoT機器から収集したデータ、取引先のデータなど多岐にわたる機密データを守る必要がございます。万が一、機密データが漏洩してしまいますと、企業としての信頼を損失してしまう可能性や損害賠償や法的制裁により莫大なコストがかかってしまう可能性がございます。

ここでは設計データを例にした暗号化+鍵管理ソリューションをご紹介します。

HSMを使った機密データ保護ソリューションの活用

ファイルサーバやデータベースサーバ内の機密データを透過暗号エージェントを介して透過的に暗号化を実施し、安全にデータを管理できます。暗号化した際に使用する暗号鍵は、HSM内にセキュアに管理をするため、暗号鍵が盗まれることはありません。

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IoT機器のセキュリティ対策

製造現場でのIoT機器の活用やIoT機器の製造が近年増えています。IoT機器自体は便利な製品でありますが、ソフトウェアのデジタル署名で使う署名鍵が漏洩数ることで不正アクセス者によるソフトウェアの改ざんや機器の乗っ取りなどのセキュリティ上の懸念点もあります。

署名鍵管理による安心&安全なIoT機器の利用

ソフトウェアの改ざんや機器の乗っ取りを防ぐためには、HSMで署名鍵を厳重管理することが有効です。署名鍵の管理をHSMで行うことで、署名鍵漏洩によるなりすましを防ぎ、上記のようなIoT機器を活用するうえでのセキュリティ上の問題を防止できます。

ソフトウェア組込工程

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株式会社マクニカ Thales 担当

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