サーチ画面の時間範囲選択に任意の検索期間を追加する方法

公開日
2017-01-23
最終更新日
2023-12-01
バージョン
Splunk Enterprise 9.1.0
概要
times.confに定義を追加することで、任意のサーチ対象期間をタイムレンジ・ピッカーで選択できるようになります。
参考情報
内容

タイムレンジ・ピッカーについて

サーチ対象期間を指定することができ、任意のサーチ対象期間を追加することも可能です。

タイムレンジ・ピッカーに任意のサーチ対象期間を追加する手順

  • times.confを、テキストエディタ等で開きます。
    ※ファイルが無い場合は、ファイルを新規作成します。

追加したサーチ対象期間を全体で共有する場合、以下のディレクトリにあるtimes.confを編集します。
$SPLUNK_HOME/etc/system/local/times.conf

※$SPLUNK_HOMEはインストールディレクトリです。デフォルトでインストールした場合、下記のパスになります。

Linux : /opt/splunk
Windows : C:\Program Files\Splunk
  • 以下のフォーマットに沿って任意のサーチ対象期間を追記します。
[<サーチ対象期間名称>]
label = <タイムレンジ・ピッカーに表示する文字列>
earliest_time = <サーチ対象期間の開始日>
latest_time = <サーチ対象期間の終了日>

例えば、2023年度秋期というサーチ対象期間を追加したい場合、以下のように記載します。

[Fall_2023]
label = Fall Semester 2023
earliest_time = 1693494000
latest_time = 1701356399

※「1693494000」、「1701356399」はUNIXタイムスタンプ表記で、それぞれ2023/09/01 0:00:00、2023/11/30 23:59:59を表します。

また、「本日より2日前(おととい)」のように、現時点を基準にサーチ対象期間の開始日や終了日を相対的に指定できます。

[Day_before_Yesterday]
label = Day before Yesterday
earliest_time = -2d@d
latest_time = now
  • times.confを保存します。
  • Splunkを再起動します。
    $SPLUNK_HOME/bin/splunk restart
  • サーチ画面のタイムレンジ・ピッカーを表示すると、追加した任意のサーチ対象期間を選択できます。

以上