検索対象データをユーザー毎に制限する方法

公開日
2015-05-07
最終更新日
2024-03-04
バージョン
Splunk Enterprise 9.0.3
概要
検索対象データをユーザー毎に制限する方法
参考情報
内容

検索対象データをユーザー毎に制限する方法

ユーザー毎に検索できるデータを制御したい場合、ロール機能を使用することで、実現可能です。

ロールの設定にて文字列を指定することで、そのロールに属するユーザーが検索する場合、常にロールで指定した文字列を検索文に含めることが可能です。

例)Webアクセスデータのみにアクセスさせたい場合、 sourcetype=webaccess と指定しておくと、検索時は常にWebアクセスデータのみを検索させることができます。

【ロール毎の検索制限設定手順】

  • Splunk Webの「設定」>「ロール」を選択します。
  • 「新しいロール」をクリックします。
  • ロール名を記載します。
  • 「4. 制限」タブの「サーチフィルター」に、検索時に適用する文字列を記載します。
    例えば、GETと記載すると、必ずGETという文字列を含むイベントのみ検索結果として表示を行います。
    また、特定の文字列に合致したイベントを表示したくない場合、下記のように記載します。
    NOT (clientip=233.77.49.50 OR clientip=192.1.2.35)
  • 「1. 継承」または「2. 権限」から作成するロールに与えたい権限を選択します。
    ※特に理由がなければ、「1. 継承」でuserを選択することをお勧めします。
  • 「保存」を押します。
  • 「設定」>「ユーザー」を選択します。
  • 「新規ユーザー」をクリックします。
  • ユーザー名を記載します。
  • ロールの割り当ての「選択済みアイテム」に6.で作成したロールを指定します。
  • パスワードを設定し「保存」します。

上記の設定によって作られたユーザーは、検索実行時に、「サーチフィルター」にて指定した文字列が含まれるイベントのみ、表示するようになります。

※NOTを指定した場合は、その文字列だけを表示しないようになります。

以上