SplunkWebのデフォルトのサーバー証明書(cert.pem)を更新する方法

公開日
2019-08-29
最終更新日
2019-08-29
バージョン
Splunk Enterprise 7.2.5
概要

SplunkWebをSSL化(HTTPS)した場合にデフォルトで使用するサーバー証明書(cert.pem)の有効期限は新規インストール後に最初にサービスを起動した日から起算して3年後となります。

証明書を更新する場合は以下のいずれかの方法で更新します。

  • 方法1:古い証明書を別の場所に移動し、Splunkのサービスを再起動する
  • 方法2:createsslコマンドを実行して証明書を更新し、Splunkサービスを再起動する
内容

更新方法

SplunkWebでSSL(HTTPS)を有効にした場合にデフォルトで使用するサーバー証明書(cert.pem)の失効日が近づいた場合、下記の手順でサーバー証明書を更新することが可能です。2通りの方法がありますので、いずれかの方法で更新してください。

尚、下記手順の$SPLUNK_HOMEはSplunkのインストールディレクトリに読み替えて実行ください。

※デフォルトインストールの場合

<Linux>

$SPLUNK_HOME : /opt/splunk

<Windows>

$SPLUNK_HOME : C:\Program Files\splunk

方法1

手順

  • $SPLUNK_HOME/etc/auth/splunkweb フォルダ配下にある現在のcert.pem 、privkey.pemを$SPLUNK_HOME外のディレクトリへ移動します。
  • Splunkサービスを再起動します。
    コマンド:
    $SPLUNK_HOME/bin/splunk restart
  • 再起動後、$SPLUNK_HOME/etc/authに新しいcert.pem が作成されていることを確認します。

方法2

方法1で作成された証明書のキーサイズは2048bitです。キーサイズを変更する場合は本手順をご利用ください

手順

  • $SPLUNK_HOME/etc/auth/splunkweb フォルダ配下にある現在のcert.pem、 privkey.pemを$SPLUNK_HOME外のディレクトリへ移動します。
  • 下記コマンドを実行して証明書を更新します。
    コマンド:
    cd $SPLUNK_HOME/etc/auth/splunkweb
    $SPLUNK_HOME/bin/splunk createssl web-cert 3072
    ※3072はサーバ証明書のキーサイズです。省略した場合は方法1と同じキーサイズになります。
  • Splunkサービスを再起動します。
    コマンド:
    $SPLUNK_HOME/bin/splunk restart
  • 再起動後、$SPLUNK_HOME/etc/auth/splunkwebに新しいcert.pem、privkey.pemが作成されていることを確認します。

以上