
Radware
ラドウェア
ADC-VXは、最大28の仮想ADC(vADC)を1台の専用ADCハードウェアに搭載した業界初のADCソリューション。具体的には、ラドウェアのOnDemand Switchプラットフォーム上で動作するADC-VX Hypervisorが、複数のvADCインスタンスを稼働させています。これにより、データセンター内に複数配備しているADCを1台のADC-VXに集約、統合することができます。
またAlteon Application Switchの設定については、vADCへとほぼそのまま引き継がれるため、特にAlteonを既存でお使いのお客様の集約ニーズに最適なソリューションです。
俊敏なアプリケーションやサービスの展開が可能
ADC-VXによってvADCの割り当て、プロビジョニング等が迅速かつシンプルに実行できるので、データセンターでの新しいアプリケーションやサービスの展開が俊敏に行えます。また、vADCは最大28まで簡単に拡張できるので、将来にわたって柔軟な拡張性も確保できます。
運用管理の統合により大幅にコストを低減
ADC-VXで分散配置していたADCを統合することにより、ハードウェアのコストはもちろん、運用管理のコストや負荷も大幅に軽減できます。また、電力消費や設備スペースに関わる費用も低減化が可能です。
vADCごとに完全に分離・独立した運用を実現
個々のvADCインスタンスは、OnDemand Switchのリソース(CPU、メモリー、SSL、ネットワーク)を割り当てられ、完全に独立して1台の物理ADCと同様に動作します。各vADCがそれぞれに物理ADC同様のOnDemandサービス、Layer4-7サービス、ネットワーク、インフラをサポートします。各vADCが完全に分離し独立しているので、障害などのリスクも「最少化」できます。

- 物理リソース(CPU/Memory )の完全分離
-
- 各vADCに、物理CPUのタイムスライスと、物理メモリの領域を“Capacity Unit”という単位で割り当て
- 各vADCは、割り当てられたCapacity Unit以上のリソースを利用できないため、複数のvADCインスタンスは、互いにCPU/Memoryのリソース競合を起こさないデザイン
- ネットワークリソースの完全分離
-
- 各vADCに物理ポートをアサイン(物理ポート、VLANまたはMAC)
- 各vADCはそれぞれ個別のルーティングテーブルを保有 (VRF)
- 各vADCでは、各種ルーティングプロトコルを利用可能
- 複数のvADC間で外部接続インタフェースを共有するShared VLANをサポート
- 管理の完全分離
-
- 各vADCには、専用のvMPがアサインされており、物理アプライアンスと同様、vADC毎にCLI/GUI/MIBが提供される
- vADCは、それぞれ個別の設定ファイル、統計情報、ログを保有する
- 障害の完全分離
-
- Failoverは、単一のvADCに限定
- ソフトウェア障害によるvADCのダウンは、同一筐体で動作する他のvADCインスタンスには一切影響を及ぼさない
- vADC上の設定エラーも、ネットワークが分離されているため、他のvADCに波及しない
仮想ADC(vADC)集約数
Alteonモデルにより、集約可能な仮想ADC(vADC)数は異なります。
モデル | 仮想ADCインスタンス集約数 |
---|---|
Alteon 5224 | 最大24インスタンス |
Alteon 5412 | 最大28インスタンス |