2008.06.10
マクニカネットワークス株式会社
マクニカネットワークス、SSL-VPNアプライアンス製品「Juniper SA 4000」を 東京造形大学へ提供
~Web履修登録システムへのセキュアなリモートアクセスを実現し、利便性を大幅に向上~
ネットワーク機器の輸入、開発、販売を手がけるマクニカネットワークス株式会社(以下 マクニカネットワークス、本社所在地:横浜市港北区新横浜1-5-5、代表取締役社長:宮袋正啓) は、この度、 学校法人桑沢学園 東京造形大学(以下 東京造形大学、所在地:東京都八王子市宇津貫町1556番地、理事長: 小田一幸、学長: 諏訪敦彦)へ米ジュニパーネットワークス社製のSSL-VPNアプライアンス製品「Juniper SA 4000」を提供したことを発表いたします。
米ジュニパーネットワークス社が提供する「Juniper SA シリーズ」は、インターネット回線を利用して世界中のどこからでも、システム管理下のアプリケーションやリソースに簡単、かつ安全なリモートアクセスを可能とするSSL-VPN製品です。基本機能として、アクセス時にクライアントPCのセキュリティ状態をチェックするHost Checker機能を搭載している他、そのチェック状態によってユーザのアクセスを動的に制限、変更することが可能です。
「造形の思想」を基本理念として創造的な表現者の育成を原点とし、デザイン及び美術の諸領域において優れた専門的能力を有する人材の育成を行う東京造形大学では、約2,000人の学生が在籍しています。同学では学生ポータルサイト「LiveCampus」(提供元:株式会社NTTデータ九州)における履修登録サービスを学外から利用できるシステムの構築を計画していました。時間や場所を問わない利便性の高いサービスを学生に提供すること、また、教務職員の業務工数、及びコスト削減が目的でした。
履修登録サービスへの学外からのアクセス方法として、当初、ポータルサイトのWebサーバを公開することを検討していました。しかし、Webサーバを公開する場合、データの暗号化がされず、個人情報がオープンになる等のセキュリティポリシー上の問題がありました。また、利用ユーザ制限が無いために、アクセスが集中した際、レスポンスの低下やシステム停止などの障害を引き起こす恐れがあり、ユーザのアクセス認証やサーバ負荷対策のための装置を、別途追加する必要がありました。
そこでこれらの問題を一度に解決できる別の手段として、Webサーバ前段のDMZにSSL-VPN装置を設置する方法を検討しました。SSL-VPN装置として「Juniper SA 4000」を導入すれば、SSL通信による情報の機密性の保持はもちろん、データの流出や改ざんのリスクが低減します。また、ユーザの属性に応じて接続サーバを割り当て、その接続ユーザ数を制限することにより、サーバへの負荷を抑え、システムの安定稼動が可能となります。東京造形大学は、これらのメリットを高く評価した結果、SSL-VPNアプライアンス製品「Juniper SA 4000」の導入を決定しました。
同学は、「Juniper SA 4000」の導入により、学外からは基本的に1日24時間いつでも履修登録が可能なリモートアクセスシステムを構築しました。この利便性の高いシステムへの更改により、履修登録可能時間は、過去には合計して実質約30時間程度だったところが、約170時間程度まで大幅に拡大・延長されました。 この結果、同学の学外からの履修登録者は全学部学生の約9割、履修登録率は99.8%となり、システム利用率の飛躍的な向上を実現しました。また、履修登録可能時間の拡大により、学生は熟考した上での履修登録が可能となったため、申請内容の不備が劇的に減少しました。履修登録データがポータルサイトから管理可能となったことに加え、教務職員の履修登録に関わる対応業務が半減したため、業務効率の大幅な向上とコスト削減の効果をもたらしました。 東京造形大学では今後、学内の他の情報サービスへも順次、リモートアクセス環境を提供し、本システムを学内インフラシステムと位置づけ、全学的に利用を拡大していく予定です。
Juniper SAのアドバンス機能によるメリット
リモートからWebシステムへのシングルサインオンや認証UIの完全カスタマイズが可能であるため、リモートアクセスユーザに対し、シンプル、かつユーザフレンドリーな操作環境を提供。 管理者のアクセス権限の階層化、冗長化時のゼロダウンタイムバージョンアップ、Push Configuration(他のJuniper SAアプライアンスに設定データを移行)といった機能が、容易な運用管理とTCO削減に有効。
※ 2008年6月11日~13日に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2008」の弊社展示ブースにて、Juniper SAシリーズ製品の出展を予定しております。(マクニカネットワークス展示ブース: Hall3 3D20)
Juniper SAシリーズ詳細機能についてはこちらをご参照ください。
製品に関するお問い合わせ先
マクニカネットワークス株式会社
ジュニパーネットワークス製品担当
TEL :045-476-1980
東京造形大学 概要
組織名 | 学校法人桑沢学園 東京造形大学 |
設立 | 1966年4月 |
本社所在地 | 〒192-0992 東京都八王子市宇津貫町1556番地 |
理事長 | 小田 一幸 |
学長 | 諏訪 敦彦 |
ウェブサイト | |
学科構成 | デザイン学科(9専攻領域) 美術学科(2専攻領域) |
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報道機関お問い合わせ先
マクニカネットワークス株式会社 https://www.macnica.net/
TEL: 045-476-1960
〒222-8562 横浜市港北区新横浜1-5-5
広報企画推進課 小澤
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