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OpenText - ユーザー事例 - 富士通マイクロソリューションズ株式会社様

小杉 氏

富士通マイクロソリューションズ株式会社
事業推進部 担当部長( 社内IT 担当)小杉氏

 

富士通マイクロソリューションズは、最先端テクノロジを活用したLSIの開発やソフトウェアテクノロジを組み込んだアプリケーションシステムの設計をする、世界が注目するエンジニア集団です。同社は、オープンテキスト社(旧ハミングバード社)製PC X サーバ「Exceed onDemand」を設計環境のフロントエンドとして活用しています。

新しい「解」を提供する次世代PC Xサーバ

Exceed onDemand(以下EoD)は、PC Xサーバとしての基本機能に加え、長距離・低帯域環境下でも安定したパフォーマンスを提供するために設計された次世代PC Xサーバです。EDAなどデータ通信量が多いXアプリケーションも、ネットワークトラフィックの削減やパフォーマンスを実現する機能により、遠隔地からでもストレスなく利用できます。また、Xアプリケーションの一時中断、予期せぬネットワークやクライアントPCの障害などによる切断時でも、自動的にセッションを保持することが可能です。

富士通マイクロソリューションズ株式会社は、モバイル端末やデジタルAV、車載システムなど、幅広いシステムLSI 開発を手掛ける企業です。

日々高機能化する電化製品の心臓部となるシステムLSIの開発に携わる同社は、LSIの開発業務でUNIXやLinux環境を利用しており、設計者のフロントエンドとしてEoDを導入しています。

事業推進部 担当部長(社内IT担当)の小杉氏は、設計環境を提供する立場として、EoD導入による効果をつぎのように述べています。

安定性、管理性など満足いく導入効果

「EoDには、サーバとクライアントPCの通信が切れたときに、業務がその場で再開できるセッションのサスペンド(維持)&レジューム(再開)機能が搭載されています。クライアントPCの不意の故障や、回線障害でサーバとクライアントPCの通信が切れてしまうと、EoD導入以前はサーバ側のEDAツールが強制終了され、最初からやり直しになってしまうことがありましたが、この機能により、クライアントPCの障害時に、直前の状態に戻ることができるので、長時間作業を行っていたユーザから、手戻りが無くて良かったと感謝されました。」と安定性、継続性の向上が導入のポイントであったことを振り返ります。

なお、「サスペンド&レジューム機能を応用し、サーバ側の連続運転の際、設計者がオペレーションしていない間は、クライアントPCの電源を切ることができるようになり、熱や電気量など環境面でも少し貢献できました。」と副次効果にも喜んでいます。

ほかにも、SSHによる暗号化でセキュアに通信できる点や、すぐれた圧縮技術を使用し、遠隔地のユーザがストレスなくEDAツールを利用できるというメリットもありました。

さらに、「EoDはフローティングライセンス形態なので、サーバサイドでライセンスを一元管理できるため、ソフトウェアのバージョンとライセンス数の最適化が図れました。」と、小杉氏は続けます。

最後に、「さらに万が一の安心のため、EoDのフェイルオーバー機能の進化に期待します。」と結ばれました。

EDAツールとの親和性に評価のあるEoDは、EDA業界に適した次世代のPC Xサーバであり、来るユビキタス時代を支える新しいモノ作りの設計、開発にも大いに貢献しています。