Menlo Security

メンロセキュリティ

SOMPOひまわり生命保険株式会社様

Web分離により脅威を確実に排除 ユーザーが自由にインターネットを利用できる環境が実現

導入のPoint

  • Web分離により、脅威を確実に排除できる環境が実現
  • ユーザーの使い勝手が大きく改善された上、自由にインターネットを利用できるように
  • ウイルスへの対処やユーザーからの問い合わせなどが必要なくなり、管理者側の負荷が削減
山田 祐介氏

SOMPOひまわり生命保険株式会社
情報システム部 次期インフラ推進グループ
山田 祐介氏

池岡 周平氏

SOMPOひまわり生命保険株式会社
情報システム部 次期インフラ推進グループ
池岡 周平氏

既存の仮想ブラウザサービスはレスポンスとユーザビリティの両面に課題

伝統的な生命保険会社から脱却し、お客さまの健康を応援する「健康応援企業」への変革を目指しているSOMPOひまわり生命保険。具体的には、保険本来の機能(Insurance)に、健康を応援する機能(Healthcare)を組み合わせた新たな価値「Insurhealth(インシュアヘルス)」を提供するなど、お客さまの「万が一」を可能な限りなくしていく取り組みを推進している。

さて同社では、業務の上で数多くのWebサイトにアクセスする必要がある。この際、不用意に危険なサイトを訪れてしまうリスクがあることから、以前よりWebを対象としたセキュリティ対策を導入していたが、これにはさまざまな課題があったという。情報システム部 次期インフラ推進グループの山田祐介氏は「リモートデスクトップ型サービス(仮想ブラウザ)を利用していたのですが、レスポンスが悪くユーザビリティも良くありませんでした。また、コストもかなり高くついていましたね」と当時を振り返る。

既存サービスはリモートであるがゆえに、起動時にかなり時間を要していた。また、Windowsサーバーの中でブラウザを立ち上げ、それを閲覧するという方式を取っていたため、直接見ているのとはイメージが違うものになっていたという。
「実際、サーバーのブラウザとクライアントのブラウザの表示が違うということで、ユーザーから問い合わせを受けることもしばしばありました。パフォーマンスもサーバーに影響されて期待したほど良くありませんでした」(山田氏)

そこで同社では、このサービスが更新を迎えるのをきっかけに、利便性が高く、かつコストも押さえられる方法はないか検討することになった。

操作性、コスト、将来性の3点で優位
Menlo Securityの採用を決定

SOMPOひまわり生命保険では、2018年末より新たな製品の選定を開始。候補に登ったのは、Menlo Securityと別製品、2つのWeb分離ソリューションであった。そこで、2019年1月より2か月をかけてPoCを実施。併せて机上での比較も行い、機能面や運用面、コストなどを総合的に判断した結果、4月にMenlo Securityの採用を決定した。

選定の経緯について山田氏は「PoCにおいて、主に差のついたポイントは操作性、コスト、将来性の3点です。このうち操作性ではブラウザの表示を比較しましたが、Menlo Securityではレスポンスに特に問題がなかったのに対し、別製品は遅延が目立ったり、画面レイアウトが崩れたり、動かなかったりすることもありました」と語る。

またコスト面では、別製品はフルのWeb分離ではなく、白でも黒でもないグレーな部分について分離するものであり、ここをフルで行おうとすると、かなりハードウェアのリソースを食ってしまうことから、結果としてコスト高になってしまうことが考えられた。将来性では、Menlo Securityは改善要望への対応がとても早く、製品展開のロードマップがかなり長期に渡って明確になっている点も評価された。これらに加えて、Menlo Securityは大規模ユーザーへの導入事例が豊富で、品質信頼性(SLA保障がある)点も安心感につながったという。

Menlo Securityの導入作業は、SaaSということもあり、基盤構築を含めてスムーズに進められた。うまく表示されないサイトもいくつか存在したが、マクニカ、Menlo Security、導入パートナーのNTTコミュニケーションズの3社が一体となって対応した。この点について情報システム部 次期インフラ推進グループの池岡周平氏は「当社固有の事象に対しても、3社が綿密に連携し定例的に支援してくれたおかげで、スピーディに解決できました。おかげで大きなトラブルもなく、当初のスケジュール通りに導入が進みました」と評価する。

Webからの脅威を確実に排除する環境が実現
ユーザビリティが向上し管理工数も削減

SOMPOひまわり生命保険は2019年12月、Menlo Securityの展開を完了した。今回は全社4000クライアントに導入されたが、これによりWebからの脅威を確実に排除される環境が実現するとともに、ユーザーの使い勝手も大きく改善されたという。

また、以前はリモートデスクトップの先にあるサーバーでウイルス検知をした際には、管理者側での対応が必要だったが、それがなくなった。さらに、バグの影響などもあってユーザーからの問い合わせも多かったが、今ではほぼなくなっている。これにより管理者側の工数が削減されるとともに、気持ちの面での負荷も減ったそうだ。

Menlo Securityは改善のスピードがとても速いというのも大きなメリットだという。この点、山田氏は「ここを直してほしいと要望すると、早ければ翌週には反映されます。Menlo Securityからは積極的に改善要望を上げてほしいと言われており、とても頼もしく思っています」と高く評価する。

同社は今回の導入によりWebでの安全が確保できたと判断。現在はWebサイトへのアクセスについてあまり厳格にルールを決めず、ユーザーにはできるだけ自由なインターネット利用を認めていく方針だという。
「ニューノーマルにおいて、テレワークなどの新しい働き方が求められるようになれば、これまで以上にWebサイトへのアクセスが増え、インターネット経由でサービスを利用する機会が多くなると思います。そうなれば、MenloSecurityのWeb分離による安心・安全を提供する技術が重要な意味を持ってくるでしょうね」(山田氏)

プロキシサーバーとMenlo Securityの統合を検討
業務の効率化につながる新たな提案を期待

SOMPOひまわり生命保険株式会社様

今後についてSOPMOひまわり生命保険では、現在のプロキシサーバー→Menlo Securityという2 段階の構成を、Menlo Securityで統合することを検討している。「将来的にはプロキシの強化やオプションの追加といった話も聞いているので、統合することでコストの削減や運用の効率化ができればと考えています」(池岡氏)今回の導入の一翼を担ったマクニカについて池岡氏は、「Menlo Securityの本国の担当者を日本に呼び、引き合わせてもらえたのがありがたかったですね。直接先方に説明や調整をさせてもらったことで、満足のいく成果につながりました。マクニカはMenlo Security以外にもユニークな製品を数多く取り扱っているので、当社の状況を考慮しつつ、業務の効率化につながる新たな提案をしてもらいたいですね」と述べ、山田氏も「金融や保険など同業他社の取り組みや、最新情報を提供してくれると参考になると思います」と期待を語ってくれた。

User Profile

SOMPOひまわり生命保険株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿6-13-1 新宿セントラルパークビル
導入時期 2019年12月
URL https://www.himawari-life.co.jp/
1981年設立。SOMPOホールディングス株式会社の100%子会社であり、保有契約高(個人保険+個人年金保険)は23兆6,588億円(2019 年度末)。2019年10 月、社名を「SOMPOひまわり生命保険株式会社」に変更、企業スローガン「あなたが健康だと、だれかがうれしい。」を掲げ、「健康応援企業」としてさまざまな取り組みを行っている。

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株式会社マクニカ Menlo Security 担当

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