イベントレポート

マクニカネットワークスが出展したイベントのレポートをお届けいたします

Macnica Networks DAY2010
~クラウド協奏時代に向けて 開催レポート

キャッチアップ

猛暑が続いた夏も終わり、過ごしやすい秋晴れの陽気となった10月某日、東京コンファレンスセンター・品川にて今年も開催された「Macnica Networks DAY 2010」(MND 2010)。2011年注目の最新技術やソリューションを様々な切り口で紹介したセッション会場や展示スペースには、新たなビジネスチャンスを求めるインテグレータや課題を抱えるユーザなど多くの方が訪れた。そんな会場内で話題となった注目セッションや新製品などを紹介しながら、MND 2010の見所を詳しくレポート。また、新たな試みとして今年から開始したヴァーチャルライブラリ「Macnica Networks DAY onDemand!」もあわせて紹介する。

クラウド時代の最新トレンドが満載「Macnica Networks DAY 2010」

2006年から行われているMNDは、マクニカネットワークスが年に1度主催する、最大規模のプライベートイベントだ。5年目を迎えた今回は「クラウド協奏時代に向けて」がテーマ。基調講演「クラウド発展期における新たな課題とあり方」をはじめ、クラウド時代の課題や仮想技術の最新動向がわかる「クラウド・仮想化セッション」のほか、企業のIT課題に関わる注目技術をキーワード毎にクローズアップした「キーワードセッション」、マクニカネットワークスのエンジニア講師が登壇する毎年人気の「テクニカルセッション」からなる全19講演が行われた。

Macnica Networks DAY2010 ~クラウド協奏時代に向けて

満席続出!多くの人が注視する人気のセッションはこれだ!

全国から多くの方が来訪したMND 2010の熱気をお伝えするべく、注目を集めた基調講演や人気の高かったセッションの模様を紹介していこう。

基調講演

まずは「クラウドの衝撃」などの著書で著名な野村総合研究所 城田氏を招いての基調講演で幕を明けた。クラウド発展期を迎えた今、クラウドサービスの選定や利用時における最大の懸念事項としてセキュリティを挙げながら、今後あるべき企業情報システムの姿をクラウドユーザ・事業者に向けてそれぞれに提唱した。ライブ会場が満席となりサテライト会場にも熱心な聴講者が集まっていた。

「クラウド発展期における新たな課題とあり方」
 

基調講演「クラウド発展期における新たな課題とあり方」で講演した
野村総合研究所 城田氏

クラウド・仮想化セッション

事前登録にて4つ全てのセッションがあっという間に満席となった「クラウド・仮想化セッション」では、改めて市場におけるクラウド・仮想化への関心の高さがうかがえた。

基調講演でも触れた仮想環境のセキュリティは、セッションでも同様に人気の高かったテーマだ。「仮想環境のセキュリティ対策」セッションでは、仮想化の現状を、90年代に汎用サーバ/OSでのソフトウェア製品で繰り広げられた“仮想環境でのセキュリティV.S. パフォーマンスの議論”が再燃していると考察し、仮想環境でのセキュリティのあり方を提起。

他にも、仮想アプライアンス導入時の注意事項を喚起した「仮想アプライアンスの現状」や、昨年度MNDで好評を博し1日2回講演が行われた仮想デスクトップソリューションについて、身近な例え話を交えながら紹介した「シンクラよりも現実的!デスクトップ仮想化が実用フェーズへ」など、すでに現実的に仮想環境における具体的な導入シーンにまで踏み込んだセッションも人気を集めていた。仮想化における海外事情を紹介した「海外最新技術動向~ニューテクノロジから見えてきた仮想化&クラウドの今後」はクラウド・仮想化セッションの中でも一番の盛況ぶりで、最新動向をキャッチアップしたい多くの来場者がつめかけた「海外最新技術動向~ニューテクノロジから見えてきた仮想化&クラウドの今後」。いずれも、実際にクラウド・仮想化市場の一線で情報網を張り巡らすマクニカネットワークスのエキスパートによる充実した内容で、開催後のアンケートでは、参加者から満足度・わかりやすさともに高い評価を得ていた。

クラウドビジネス推進室 室長 村上氏 ビジネスディベロップメント室 室長 渋谷氏

「仮想環境のセキュリティ対策」セッション
で講演する、マクニカネットワークス
クラウドビジネス推進室 室長 村上氏

「海外最新技術動向」セッションで講演する、
マクニカネットワークス ビジネス
ディベロップメント室 室長 渋谷氏

クラウド・仮想化セッション

事前登録時に全てのセッション満席となり、市場における関心の高さがうかがえた、
クラウド・仮想化セッション。

キーワードセッション、テクニカルセッション

昨年に引き続き、海外パートナーを招いての来日講演も行われた。IPv6に関する複数の著作を持つ、ブルーコートシステムズ社 チン・リ氏は、迫るIPv4枯渇への対応について、「Blue Coatこそが IPv4/IPv6双方の利点を生かすソリューションを提供することができる」と語り、同社の実績と信頼に裏打ちされた力強さが表れていた。

また、今年7月に開催した「Macnica Networks Forum 2010 in Summer」にて人気の高かった次世代802.11n無線LANネットワーク「Aruba」は、今回キーワードセッションとテクニカルセッションの2か所で講演。

キーワードセッションでは、“認証VLAN”や“リモートアクセス”といった機能毎にマクニカネットワークスの取り扱い製品とAruba製品との勝敗表をつけるユニークな企画で登場。テクニカルセッションでは実機デモを交えながら、無線LANネットワーク構築技法についてわかりやすく解説した。

毎年人気のテクニカルセッションは、このほかにもエンジニアの方を中心に、より実践的な内容を求める来場者が集まった。特に来場者の関心が高かった仮想化をテーマにしたセッションでは、Altor Networksを用いた、仮想環境でのネットワークポリシーの設定方法を紹介。

さらに、ネットワーク可視化の必要性について“セキュリティ”“トラブルシューティング”“トラフィック最適化”の3つの目的別にマクニカネットワークスで今使われている通信をリアルタイムに製品デモで見るセッションも用意されており、同社の技術力の高さが表れていた。

多くの方が集まった展示コーナー&新たな試み「ヴァーチャルライブラリ」

写真で見る注目の展示コーナー

セッションの合間に多くの人で賑わった展示コーナー

セッションの合間に多くの人で賑わった展示コーナー

セッションに関連する製品の展示コーナーへ足を運び、熱心に説明に聞き入る来場者

セッションに関連する製品の展示コーナーへ足を運び、熱心に説明に聞き入る来場者

昨年度好評だった”Splunk>cafe”は今年も登場

昨年度好評だった”Splunk>cafe”は今年も登場

講演プログラムの後は、基調講演を担当した城田氏をはじめ、各セッションの講師、来場者による懇親会も開催された。それぞれの立場で抱える課題に関する講演を聞いた後だからこそ共有できる、有意義な情報交換の時間となっていた。

また、お楽しみ企画として、懇親会入場時に1人1枚渡されるコインを使った、懐かしの「ガチャポン」や商品券がプレゼントされる抽選会も催され、終始賑わいを見せていた。

様々な立場の来場者の交流の場となった懇親会

様々な立場の来場者の交流の場となった懇親会

見逃した方に朗報!閉会後でも情報が入手できる「ヴァーチャルライブラリ」

今年から新たな試みとして、MNDとの連動企画でヴァーチャルライブラリ「Macnica Networks DAY onDemand!」が始まっている。

このヴァーチャルライブラリは、ここでしか見られないWebキャスト、役立つ資料の視聴やダウンロードができるというもの。MNDの講演視聴が可能となっており、講演を聞き逃してしまったという方にも便利な場となっている。

さらに、ヴァーチャルライブラリの情報は毎週更新され、オンラインLiveセミナーや、チャットでの質問に答えるといったイベントDAYも開催される予定だ。11月末までの期間限定なので、早速チェックしてみてはいかがだろうか。

2011年も引き続きトレンドになるであろう「クラウド・仮想化」をテーマに開催したMND 2010は大盛況のうちに幕を閉じた。すでに黎明期を終えたクラウドサービスは、仮想化技術の進展とともに普及期へと入りつつあるが、利用者が増えることで新たな課題も顕在化してきている。そんな課題をどうやって解決するのか、多くの方が興味を持っていることが今回のMND 2010で明らかになった。技術的な動向や新たなソリューションも含め、クラウド・仮想化に関連したトレンドには今後も注目していただきたい。

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