GitHub Enterprise ver.2.14のご紹介!

2018/08/06(月)

各バージョンごとに弊社マクニカでお客様向けに作成している手順書のうち、ユーザ向け機能の一部を抜粋したものを掲載致します。ほかにSite admin向けの機能やサーバ管理者向けの機能などのご説明資料がございます。

ユーザ向け機能

コメントの編集履歴

コメントの編集履歴が表示出来るようになりました。

  • コメントが編集されていた場合、”edited” が表示されます。
  • “edited”を押下すると編集履歴を確認出来ます。

https://help.github.com/enterprise/2.14/user/articles/tracking-changes-in-a-comment/

コメントの編集履歴の差分を表示させることが出来ます。

  • 表示したコメントの編集履歴の[Options▼] から [Delete revision from history]を選択すると、履歴を削除出来ます。
  • 個人情報やパスワードなど、履歴からも削除するべき内容を削除出来ます。

コメントの編集履歴を削除出来ます。

  • 削除された編集履歴の右には、[Deleted]が表示されます。
  • 誰がいつ削除したのかを確認出来ます。

Issueテンプレートの選択

事前作成したテンプレートを選択しIssueを作成することが出来るようになりました。

Step 1/2 複数のテンプレートを作成済みの場合、”New issue”を押下するとテンプレートの選択画面が表示されます。

Step 2/2 使用したいテンプレートの“Get Started” を押下し使用します。(画面下部の”Open a regular issue”からテンプレートを使用せずにIssueの作成も出来ます。)

複数のIssueテンプレートの登録

Issueテンプレートを作成します。

Step 1/4 リポジトリの”Set up templates” からIssueテンプレート作成画面を表示出来ます。

Step 2/4 “Bug report”, “Feature request”, “Custom template” からテンプレートの種類を選択し、”Preview and edit”を押下します。

Step 3/4 編集アイコンからテンプレートの内容を入力し、”Close preview”を 押下します。

Step 4/4 右上の“Propose changes”より編集内容を直接コミットするか、Pull requestを作成します。

テンプレートはリポジトリの”.github\ISSUE_TEMPLATE\”ディレクトリ内にテンプレートごとにファイルが保存されます

Pull request内の差分表示での空白の無視

Pull requestの”Files changed”の差分表示で空白を無視出来るようになりました。

  • 半角スペースやタブを差分として表示しません(全角スペースは差分として表示されます)。
  • ”Diff settings“の”Hide whitespace changes”にチェックを入れます。

https://help.github.com/enterprise/2.14/user/articles/about-comparing-branches-in-pull-requests/

レビュー必須承認者数の設定

Protected branch内の設定で1~6人の承認者数を設定出来ます。

https://help.github.com/enterprise/2.14/user/articles/enabling-required-reviews-for-pull-requests/

OrganizationのProjectsのアクセス許可

OrganizationのProjectsの”Settings” で、Organizationのプロジェクトボードの可視性とOrganizationのメンバーのアクセス許可が細かく設定出来るようになりました。

https://help.github.com/enterprise/2.14/user/articles/project-board-permissions-for-an-organization/

“Visibility”でプロジェクトボードの可視性を設定出来ます。

  • “Public” Organizationに参加していないユーザを含め誰でも閲覧が出来ます。
  • “Private” アクセス可能なユーザを設定することが出来ます。

Organizationのメンバーのアクセス許可の初期値を設定出来ます。

アクセス権の種類と許可される操作は以下の通りです。

Teamごとにアクセス許可を設定出来ます。

外部コラボレータを追加/削除出来ます。

Projectのバグ管理用テンプレート

Projectテンプレートにバグ管理用の”Bug triage”が追加されました。

“Bug triage”のテンプレートから4つのカラムが作成されます。

“Needs triage”(要選別), “High priority”, Low priority”, “Closed”

プロジェクトボードのReopen時の同期

CloseしたプロジェクトボードをReopenする時、各カードの状態を最新の状態で更新することが出来るようになりました。

Step 1/2 Closeしたプロジェクトボードの”Menu”を開きます

  • Step 2/2 “Reopen and sync project” でReopen時の動作を選択出来ます。
  • “Reopen and Sync”:各カードの状態を最新の状態に更新した状態でReopenします。
  • “Reopen only”:Closeした時の状態でReopenします。

“Reopen and Sync”を選択した場合、Reopen時に適切なカラムにカードが移動します。

親チームの変更要求

OrganizationのTeamのmaintainer権限のユーザが、「既に親チームがある場合に親チームの変更要求をする」ことが出来るようになりました。

https://help.github.com/enterprise/2.14/user/articles/requesting-to-add-or-change-a-parent-team/

操作対象のチームのSettingsから”Parent team”を選択し、設定変更を保存することで変更要求を行うことが出来ます。(追加要求も出来ます。)

選択された親チームのmaintainer権限以上のユーザで、親チームの”Teams”タブを開き、保留中の”pending team”を押下します。

保留中のリクエストについて”Approve”を押下し承認します。

検索

  • 検索を/またはsのショートカットキーでフォーカスさせることが出来るようになりました。
  • 入力に従い検索フィルタが行われるようになりました。
  • “GitHub Business Cloud”を別途契約されている場合“GitHub Business Cloud”を含めた検索結果を表示するように統合が出来るようになりました(Unified search機能)。

ユーザホバーカード

ユーザのアイコンやアカウント名をマウスオーバするとホバーカードが表示されるようになりました。

ユーザのProfileや、ホバーカードを表示しているOrganizationなどでの権限などを確認出来ます。

ダッシュボードの改善

ユーザとOrganizationのダッシュボードが改善されました。

  • ダッシュボードはSign-in時または左上のアイコン押下で表示がされます。
  • ①中央の”Recent activity”には、2週間以内の更新が最大12件表示されます。
  • ②左側にはリポジトリと 所属するTeamが表示されます。
  • Organizationに切替表示が出来ます。

ショートカットキーの追加

① Ctrl + . (Ctrl + ドット)からSaved replyを表示/選択入力が出来るようになりました。

  • Ctrl + Saved replyの番号を入力すると、Saved replyが入力されます。
  • “Saved repley”はあらかじめユーザごとに登録 (http(s)://[hostname]/settings/replies) が出来る定型文です。

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株式会社マクニカ  GitHub 担当

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