(C)Macnica Networks Corp.
issue date: December 1,2008
未来のデータセンターはこうなる!
―仮想化テクノロジーとアプリケーション・スイッチの融合―
はじめに
データセンターにおける課題
未来のデータセンターはこうなる!
仮想化テクノロジーとアプリケーション・スイッチの融合
最後に
はじめに
前回LANchBOX76号のトレンドコーナー
では、「データセンターに求められる標準化・自動化」についてご紹介しましたが、多くのコメントが寄せられ、皆様の関心の高さを伺い知ることができました。昨今のデータセンター利用に対する需要の高まりには、インフラの複雑化に伴う運用管理のアウトソースや事業継続計画(BGP)、情報漏洩対策、法令順守などの様々な要因が挙げられますが、SaaS市場の拡大も忘れてはならない一つの要因として非常に注目を集めています。企業にとっては、「ITを所有する」という従来の概念から「ITを活用する」という概念にシフトしつつあります。
SaaS利用の一番のメリットは、資産を保有せずに初期コストを抑えた迅速なビジネス展開が可能な部分にあります。一方のデータセンター事業者をはじめとしたサービス提供者にとっては、マルチ・テナント型の形態によるコストダウンを図るとともに、運用・管理をフルアウトソーシングで提供していく必要があります。
また、以前はメインフレームの開発環境で利用されてきた仮想化技術も、今やPCサーバにまで普及しています。事実、WEBアプリケーションの本番環境においてVMwareを中心としたサーバ仮想化技術の導入がデータセンターを中心に急速に進んでおり、そこで物理サーバの台数を削減したハードウェアのコストダウンやシステムの集約が図られています。
よって、今後のデータセンタービジネスは、ユーザー企業の多様化する志向に見合った適切な運用・管理を提供するとともに、仮想化技術を駆使したシステムの効率化を図っていく必要があります。
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データセンターにおける課題
今後も仮想化技術の利用が盛んになる事が予想される一方で、様々なビジネス上の課題が浮き彫りになっています。
プライオリティの課題
-
ミッションクリティカルなアプリケーションは、同じリソースプールを共有します。つまり、物理的に同じリソースを奪い合うことになります
・
物理的なサーバリソース(CPU/メモリ)
・
ネットワークの帯域リソース
・
ストレージ・キャパシティ
SLAの遵守
-
ヒューマンエラーによる予期せぬシステム・ダウン
QoE(ユーザー体感品質)の維持
-
オンラインユーザーに対するアプリケーションの応答時間の劣化
これらの課題を解決するには、手動のオペレーションでは限界があり、自動化されたオペレーションを模索していく必要があります。
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未来のデータセンターはこうなる!
前回のトレンドコーナー
では、サーバの運用管理作業の自動化についてご紹介しましたが、それらのサーバ群に対するアプリケーションの通信速度を高める専用機器「アプリケーション・スイッチ」は今後どのように仮想化テクノロジーと連携していくのでしょうか。
同じく
前回のソリューションコーナー
では、
Radware
社のアプリケーション・スイッチ
「AppDirector OnDemand Switch」
をご紹介しましたが、このたび仮想化テクノロジーとの連携を実現させる新製品「Virtual Director」が仮想化テクノロジーのリーディング・カンパニーVMware社と共同開発によりリリースされることとなりました。それでは、具体的にどのような連携ソリューションを実現するのかご説明していきましょう。
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仮想化テクノロジーとアプリケーション・スイッチの融合
VMwareでは、仮想マシンのCPUやメモリのリソースに制約がある場合に、異なる物理サーバに移行するDRSと呼ばれる機能がありますが、あくまでも仮想マシン個別の最適化の技術にとどまります。そこで、アプリケーション・スイッチとの連携によって、アプリケーションの最適化、仮想マシンの追加/削除による物理サーバリソースの最適化が必要となってきます。
Virtual Directorでは、複雑化された仮想化テクノロジーとアプリケーション・スイッチの融合を実現するソリューションを提供します。
仮想化環境の外部に設置された仮想化の制約に依存しないQoE(ユーザー体感品質)の最適化
・
仮想化環境の内部のみならず、外部から収集されたオブジェクト情報に基づき動作
・
SLAのモニタリングと強化QoE低下時におけるVMware及び
AppDirector
の対応オペレーションの自動化
リアルタイムに変化するアプリケーションのビジネス価値に応じたリソース配分の優先制御
・
AppDirector
との統合により、各アプリケーションの帯域配分をリアルタイムに提供
ここでは、Virtual Directorを用いたQoEの最適化を提供するまでの一連のフローについて解説します。
1.
実トラフィックの通信をミラーポートよりモニタリング出来るネットワーク構成上に配置。ネットワークベース(TPSやトラフィック量)、VMwareデータをベースとしたCPUやメモリ利用率等の情報を基にアプリケーション毎にそれぞれQoEのモニタリングを実施。
2.
QoEが低下しているアプリケーションがあった場合、VMware上で予め定義されたプールから仮想マシンを有効化するよう直接コマンドを送出
3.
特定のアプリケーション用に新規の仮想マシンが追加
4.
アプリケーション・スイッチに対して、新規仮想マシンを負荷分散対象に加えるようコマンドを送出
5.
アプリケーション・スイッチにて新規VMを含めた負荷分散を実施
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最後に
Virtual Directorを用いた仮想化テクノロジーとアプリケーション・スイッチの連携は、必要最小限の仮想マシンの運用で最大限のQoEの最適化を実現します。
また、自動化による運用コストやダウンタイムコストを削減するだけでなく、データセンターの冷却費やエネルギー消費を最小化するグリーンITソリューションも提供します。
既にアメリカでは、某大手情報サービス会社において、今回ご紹介したVirtual Directorのソリューションの導入の実績があります。日本では2009年1月にリリース予定となりますので、新しいデータセンターソリューションにご興味のある方は
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マクニカネットワークスではRadware社製品を通じて、Business-Smart Network Solutionを提供していきます。
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